カリブ海3大宝石の一つに数えられる『ラリマー』

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カリブ海の3大宝石と言われる『ラリマー』という宝石がご存知ですか?この宝石はまるでカリブ海の水面を思い起こさせる指せるような美しい水色と宝石に入っている白い模様で非常に人気の高い宝石です。鉱物名的にはペクトライトと呼ばれる宝石で主にドミニカ共和国で産出されます。このラリマーはパワーストーンとしてもとても人気の高い宝石なのですが、今回はそんなラリマーの特徴や名前の由来などをご紹介したいと思います。

ラリマーの特徴

宝石名 ラリマー(Larimar)/ブルーペクトライト(Blue Pectolite)
和名 曹灰針石/ソーダ珪灰石
カラー 無色、白、水色、青緑系、灰色
モース硬度 4.5-5.0

ラリマーがカリブ海3大宝石に数えられるというのは上でも紹介しましたね。ラリマーはそれ以外にも「世界3大ヒーリングストーン」にも数えられておりパワーストーンとしてもとても人気が高い宝石です。ちなみにこの『ラリマー』という名前は別称で正式な鉱物名は『ペクトライト』で、珪灰石グループに属する珪酸塩鉱物です。
『ペクトライト』は元々1828年にイタリアで発見されたのが最初で、その後世界各地で発見されたものの、宝石として価値を見出されるような品質の物はありませんでした。しかし、その後1974年ドミニカ共和国のバラオナ州の海岸でカリブ海の水面のような美しい水色をしたペクトライトが発見されました。
『ペクトライト』は本来、白やピンク、無色、薄黄色、灰色の物が多いのですが、このドミニカで発見された『ペクトライト』は銅やバナジウムを含むことで非常に美しいブルーを発色しているのです。そしてこのブルーの『ペクトライト』の事を限定して『ラリマー』と呼ばれるようになりました。

ラリマーの由来

ラリマーという名称の由来は少し意外なものです。この名前は、ラリマーの発見者の一人であるノーマン・ライリング氏の友人であるドミニカの地質学者メンデス氏 の娘さん名前『ラリッサ』とスペイン語の海を表す『マール』を合わせて『ラリマール』と名付けられたそうです。『ラリマール』はスペイン語読みで、『ラリマー』は英語読みです。日本では英語読みの『ラリマー』が一般的です。

ラリマーの価値

ラリマーはカリブ海を表すと言われる美しい水色とそこに入る白色の模様が非常に独特で美しい宝石です。カラーバリエーションとしては淡い水色や濃い水色、青緑系統と白もし桑半透明の組み合わせの物があり、それ以外の物はラリマーとは呼ばれません。ラリマーの価値を判断する上のポイントは以下のようなものがあげられます。

  • 黒や灰色などのカラーが含まれないほど上質とされます。
  • ブルーと白のコントラストがはっきりしているものが上質とされます。
  • 水面を思わせるような模様が鮮明に出ているほど上質とされます。
  • 大きいほど上質です。
  • 染色でなく自然な発色のほうが上質です。

まとめ

今回はカリブ海の3大宝石に数えられる『ラリマー』についてご紹介しました。ラリマーは非常に美しい水色の宝石で最高品質に物は本当にそこに海があるのではと錯覚してしまうような美しさを持っています。その海を思わせる美しさから世界3大ヒーリングストーンにも数えられるほどで、見ているだけで落ち着く美しさを持っているので、ぜひ一つは手に入れたい宝石の一つです。
個人的には発見者さんの友人の娘さんが名前の由来になっているという事が面白いなと思いますね。

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