パパラチャサファイアは本当に蓮の花の色?

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パパラチャサファイアは鑑別によってピンクとオレンジの比率がほぼ半々と判断されて色のサファイヤのみにつけられる宝石の名前です。このパパラチャサファイアは「King of Sapphire(サファイアの王)」とも呼ばれ世界中で非常に人気のある宝石です。因みに、パパラチァととはシンハラ語で「蓮の花」という意味を持っているのですが、今回はパパラチャサファイアが本当に蓮の花に似ているのかに注目したいと思います。

まずはパパラチャサファイアをご紹介

まずはパパラチャサファイアはどのような宝石かをご紹介します。この宝石はルビーやサファイアと同様にコランダム種に属するもので、上にも書いた通り特定の色合いをしているものしか「パパラチァ」と呼ばれません。元々「パパラチァ」の評価基準は国ごとに異なっていたのですが、現在ではパパラチァサファイアの色範囲の世界参考基準が設定されています。その鑑別方法は、10ピースのカラーマスターストーンを選別しそれを基準に「パパラチァ」の鑑別が行われるそうです。
パパラチァサファイアの産地はスリランカが圧倒的シェアを誇っていますが、近年マダガスカル、タンザニア等でも産出が確認されています。しかし、この宝石は産出量が極めて少ないために幻の宝石とも呼ばれています。
21世紀初頭にはマダガスカル産のパパラチャサファイアが大量に市場に出回りましたが、これは後に「表面拡散処理パパラチア」という加工されたものだと発覚したという事件もありました。この件もあり、マダガスカル産のコランダム種は一気に信用が落ちてしまい、需要が低下しているそうです。

名前の由来の蓮の花には似ているの?

パパラチャサファイアは初めに説明した通りシンハラ語の「蓮の花」が語源になっています。「蓮の花」は皆さんも一度はネットなど画像ででも見たことはあるかと思いますが、非常に美しいピンク色が特徴ですよね。『パパラチャサファイア』はご紹介した通りピンクとオレンジの中間色を持った宝石ですが、その語源となった蓮の花とはどこまで似ているのか気になりませんか?下に双方の画像を並べてみますので比較してみましょう。

いかがですか?こう見ると蓮の花の微妙なピンクとその中にある薄いオレンジはどことなくパパラチャサファイアの色合いを彷彿させると思いませんか?この色合いが名前の由来となった事を知ってしまうと、不思議と色だけで見ると非常に似ている気がしてきますね!

まとめ

今回はパパラチャサファイアとは「どのような宝石なのか?」と語源となった蓮の花と比較してみると実際に似ているのかをご紹介しました。
パパラチャサファイアのその絶妙な色合いは「インド洋の朝明け」と称されるほど美しさを持っていて世界中で非常に人気の高い宝石です。蓮の花の色合いと比較してみると「以外?」にもとてもよく似た色合いをしていて語源となった理由もよくわかりましたよね。パパラチャサファイアのような高貴で美しい宝石を身に着けると女性の魅力も一層際立ちますね!

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