ダイヤモンドの購入の前に知っておきたい『フォールスネーム』。CZダイヤモンドはダイヤモンドじゃありませんよ!

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皆さんは、宝石業界の中にある『フォールスネーム』と言うのは知っていますか?これは、要は本来の宝石よりも価値の高い宝石名を付けて販売する商業用的な名称なのですが、非常にややこしく消費者にとってとても迷惑な物です。例えば、ウォーターサファイアと聞けばだれもがサファイアだと思うでしょうが、実は全く関係のない『アイオライト』の事なのです。このような宝石に付けられているフォールスネームは宝石の王様ダイヤモンドにもあるので注意が必要です。
今回は、そんなダイヤモンドのフォールスネームについてご紹介します。

CZダイヤモンドはダイヤモンドではありません!

フォールスネームの代表格と言ってもいい『CZダイヤモンド』ですが、最初に答えを言ってしまうと、これはダイヤモンドではなく、キュービックジルコニアの事です。近年では、日本ジュエリー協会等でも注意喚起されるようになった事もあり、『CZダイヤモンド』と言う名称を見る機会は減っていますが、それでも完全になくなったわけではありません。
このキュービックジルコニアは、ダイヤモンドを模して造られている人工の石であり、一般の人が見た場合には非常に似ていると思える石でしょう。
しかし、実際には、モース硬度がダイヤモンドより低い8~8.5なので、拡大鏡で見てみると角が甘いなど比較的に簡単に見分ける事は可能です。ただし、この見分け方は、本物のダイヤモンドとキュービックジルコニアを見比べする事で判断できる方法ですので、どちらか一方を見ただけでは一般の人では見分ける事など不可能と言えます。
このように、宝石業界には非常に紛らわしいうたい文句を利用して、あたかも高額な天然石だと勘違いさせる販売方法を行っているようなショップもあるという事を覚えておきましょう。宝石の名前には『フォールスネーム』という物があるという事を知っておくだけでも、怪しい場面に出くわした場合「あれ、何かおかしい…」と気づけるかもしれません。

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その他のフォールスネーム

ダイヤモンドは、宝石の王様とも言えるほど世界中で非常に人気の高い宝石なのは皆さんもご存知ですね。その為、他の宝石の威を借る為に付けられる『フォールスネーム』には○○ダイヤモンドと名付けられているものが非常に多いのです。例を挙げてみると、

  • アイルランド産の水晶 ⇒ アイリッシュダイヤモンド
  • アラスカ産の水晶 ⇒ アラスカダイヤモンド
  • アラスカ産のヘマタイト ⇒ アラスカブラックダイヤモンド
  • アフリカ産の無色透明なトルマリン ⇒ アフリカンダイヤモンド
  • パイライト ⇒ アルパインダイヤモンド

上記の様に、少し考えるだけでもこれだけでてきますし、もちろんこれだけではないのです。○○ダイヤモンドと呼ばれる石に関しては、本当に無数にあり、逆にどれだけダイヤモンドが特別視されているのかがそれだけでわかるほどです。
もちろん『○○ダイヤモンド』等と言うフォールスネームを付けられるほどですので、それ単体で見ると非常に美しい事には違いはありません。「別の石でダイヤモンドではない」という事を納得して購入するのであれば、そこは個人の趣味ですので全然いいと思いますよ。ただし、購入する時には、本来、何と言う宝石なのかきちんと聞き、お手入れ方法などもしっかりと確認しておかなければいけません。もちろんのこと、ダイヤモンドではないのでお手入れ方法も変わるのです。

まとめ

今回は宝石業界の中で使用されるフォールスネームについてご紹介しました。本稿でもご紹介したように、宝石には正式な宝石名とは別にフォールスネームがつけられているものがあります。その多くは、本来の価値よりも高価な宝石の名称を使用していため、非常にややこしいものです。特にダイヤモンドは世界中で特に人気の高い宝石ですので、フォールスネームも多く存在しています。基本的には、全く関係のないダイヤモンドとは別物なので、購入時にはしっかりと確認して購入するようにしましょう!

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