古くから日本国内でも人気の『翡翠』!翡翠を探している方が知っておきたい2つのポイントをご紹介!

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日本国内でも古くから人気の高い翡翠。翡翠は、はるか昔から勾玉に使用されるなど日本でも非常に重要な宝石として重宝されてきました。さらに中国やニュージーランドでは特別な石と扱われており、特に中国では翡翠の指輪が割れてしまわないようにわざわざカバンに入れて持ち歩く人なんかもいるそうです。
しかし、この翡翠には、多くの方が勘違いしていることがあるのですが、今回はそんな翡翠についてご紹介したいと思います。

翡翠には二つの鉱物があるって知っていますか?

翡翠と聞けばほとんどの人が美しいグリーンの石を思い浮かべると思います。しかし、実は翡翠のややこしさの一つに硬玉と軟玉と呼ばれる二つの鉱物があるのです。
まずはこの硬玉と軟玉の違いについて注目してみましょう。

硬玉と呼ばれる翡翠について

まずは硬玉と呼ばれる翡翠についてです。硬玉は『ジェダイト』と呼ばれ、俗に本翡翠と呼ばれるものです。このジェダイドの主な産地はミャンマーなのですが、日本で高い評価を受ける翡翠はコチラです。

分類/化学組成 珪酸塩鉱物/NaAlSi2O6
モース硬度 6.5~7
比重 3.30~3.36
屈折率 1.654~1.667
色や透明度 緑の他赤、白、紫、青、橙、黄、黒など
通常は半透明や不透明ですが、良質なものほど透明度は高くなる

軟玉と呼ばれる翡翠について

軟玉はネフライトと言われる翡翠です。以下に特徴を表にしますのでジェダイトと比較してみましょう。因みにネフライトの主な産地は中国やニュージーランド、アメリカなどです。

分類/化学組成 珪酸塩鉱物/Ca2(Mg,Fe)5(Si4O11)2(OH,F)
モース硬度 6~6.5
比重 2.90~3.02
屈折率 1.606~1.633
色や透明度 薄緑、暗緑、黒
半透明や不透明

上記のように、一言に翡翠と言ってもそこには種類があり、かなりの違いがあるのです。
翡翠のカラーに関しては、硬玉は翡翠独特の緑色だと思われていますが、実は赤や白、紫、青など様々なカラーがあります。因みに紫色の翡翠はラベンダージェダイトと呼ばれ近年非常に人気が上がっています。軟玉に関しては薄い緑や暗い緑色、クロがほとんどで、赤や紫はありません。

翡翠に関する勘違い


翡翠には上記のように種類が存在しており、この二つの大きな違いと言えば硬玉のほうがモース硬度、比重、屈折率等が高いことでしょう。さらに、翡翠独特の緑色に関しても硬玉のほうが深く鮮やかな色を発色するため、本来は硬玉のほうがはるかに価値が高いのです。しかし、硬玉、軟玉ともにジェードと呼ばれるので、軟玉を硬玉と思い込み高額な金額で購入するというトラブルが後を絶ちません。因みに、硬玉の中でも透明度が高く、鮮やかな色が発色しているものほど高値がつきます。
硬玉と軟玉の違いについてかなり理解度が深まりましたね。そして、翡翠に種類があることによって、いろいろな勘違いされていることがあるのです。以下で、それを見てみましょう。

日本翡翠について

翡翠は、日本でも新潟、北海道、鳥取などで産出されることがあり、色が良く高品質な物は日本翡翠などと呼ばれ、高値で取引されます。その為、日本で産出する翡翠は硬玉と思っている人も多いのですが、もちろんネフライトも含まれているのです。したがって、日本翡翠などとして販売されていたとしても、硬玉や軟玉があると覚えておきましょう。

翡翠の産地について

翡翠の中でも硬玉は、中国などで特別な石として扱われるとご紹介しましたね。その為、硬玉の翡翠に関しては中国が主な産地と考えられがちなのですが、実は中国では一切産出しないのです。硬玉の主な産地はミャンマーで、中国がその流通を独占していたため『中国=硬玉』とのイメージが定着したのでしょうね。ちなみに現在ではミャンマーでの産出量も減少していますので、今後も硬玉はどんどん高騰すると言われています。

近年非常に人気のラベンダー翡翠

近年、翡翠の中でも優しいうす紫色をした『ラベンダー翡翠』の人気が急上昇しています。リジューでも入手すれば、すぐに売れてしまうといった状況なんですよね!
ここで、大粒のラベンダー翡翠をお探しの方に朗報です!超大粒39.4ct、プレミアムクオリティのラベンダー翡翠のご紹介です!
リジューでもこちらのストーンに出逢った時は、格別の喜びでございました!是非手に取ってみて頂きたいです!

まとめ

今回は、美しい緑で中国などでは特別な宝石として扱われる翡翠についてご紹介しました。翡翠に関しては、硬玉と軟玉の2種類が存在しており、この違いで価値が劇的に違うということを覚えておいた方がいいでしょう。もちろん、これほど価値の違う硬玉と軟玉ですので、緑に染めた鉱物をジェダイトとして販売しているようなことが非常に多くあるので注意するした方がいいでしょう。

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