史上最大の投資家の一人『J P モルガン』にちなんで名付けらたモルガナイトとは?

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ベリルの中でも微妙なピンク色を示す宝石『モルガナイト』はご存知ですか?この宝石は元々そのカラーからローズベリルやピンクベリルなどと呼ばれ個別の名前はなかったのですが、ティファニーの宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツが、自身の後援者でもあるニューヨークの銀行家ジョン・ピアポント・モルガンにちなんで『モルガナイト』という名前を付けたそうです。
今回はそんなモルガナイトにスポットを当ててみます。

モルガナイトの特徴

宝石名 モルガナイト/ローズベリル/ピンクベリル
和名 緑柱石/モルガン石
カラー ピンク、薄オレンジ
モース硬度 7.5-8.0
屈折率 1.56 – 1.60
主な産地 アフガニスタン、ブラジル、マダガスカル

モルガナイトはベリル種(和名:緑柱石)の一種で、ベリルの中でもピンク色をしたものを指しています。この宝石はアクアマリンやエメラルドの妹分とも言われ、特徴的なその微妙なピンク色は結晶中に含まれる微量なマンガンによるものです。モルガナイトは明確な多色性を持っており、淡いピンクと深い青味がかったピンクを示します。その為、モルガナイトの成形加工時には原石の方向を慎重に考量する必要があるそうです。

ペツォッタイトとの関係

ベリルの中にはモルガナイトと同じようにピンク色のカラーを持つペツォッタイト(ラズベリル)という宝石もあります。このペツォッタイト(ラズベリル)のピンクはセシウムを多く含むことにより発色しているとされ、ペツォッタイトはベリルの変種とみなされています。
モルガナイトとペツォッタイトの見分け方は、そこまで難しいものではなく、モルガナイトは透明度が高いものですが、ペツォッタイトはインクルージョンが多く濁りのある宝石です。

モルガナイトの価値


モルガナイトの評価は、綺麗なピンク色を発色しており、透明度の高いものほど高い評価を受けます。その為、モルガナイトは加熱処理でピンク色を強調したものが多く流通していると覚えておきましょう。モルガナイトという宝石は、元々微妙なピンクが非常に美しい宝石です。その為、強いカラーを示すモルガナイトはとても希少で、モルガナイトの中でも最上級のカラーを示すのは大きい石のものです。
因みにモルガナイトは、透明性が高いものや、大きい原石の物も比較的産出されるため、様々なカットの物を楽しめるという特徴もあります。

最高品質のモルガナイトをご紹介!

上述の通りモルガナイトは様々なカットが楽しめることが魅力の一つです。宝石はカットによって様々な表情を楽しめるものなので、ぜひいろいろなモルガナイトを手にとってみてはいかがでしょうか?以下にREJOUがお勧めする最高品質のモルガナイトをご紹介してみましょう。

まとめ

今回はピンク色のベリル『モルガナイト』についてご紹介しました。モルガナイトは薄いピンク色が美しい宝石で、高品質なものは非常に透明度が高く人気の高い宝石です。この宝石は比較的大きな原石も多いため、存在感のあるジュエリーを楽しむことができるのも特徴の一つです。
上述のように様々なカットを施されることが多いので、同じモルガナイトでも様々な表情を楽しむのも良いのではないでしょうか?

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