風情あるデュモルチェライトインクォーツって?

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透明度抜群の水晶の中にまるで青い花が咲いているように神秘的な石『デュモルチェライトインクォーツ』ってご存知ですか?これは透明な水晶の中にデュモルチェライトのブルーの針状結晶が放射状にまとまり、まるで花のような神秘的な美しさを見せるクォーツです。
近年ブラジルのバイーア州で発見され非常に話題になりましたが、この石は非常に流通量が少なく高価格で取引されます。今回はそんな『デュモルチェライトインクォーツ』についてご紹介します。

デュモルチェライトとは

英名 Dumortierite
和名 デュモルチェライト石
硬度 8~8.5
比重 3.41(通常は3.26以下)
屈折率 1.69~1.72
青色、紫青色、紫色、赤紫色、ビンク色、褐色
『デュモルチェライトインクォーツ』とは上述の通り水晶の中にデュモルチェライトが入っているクォーツです。ではデュモルチェライトとは何か?ということを最初にご紹介しておきましょう。
デュモルチェライトは、硼素を含むアルミニウム酸塩で、アルミニウムが豊富な変成岩やペグマタイト、アプライトの中から産出されます。デュモルチェライトは不透明なブルーの鉱物の中では最も美しい鉱物の1つ上げられるものですが、このブルーは結晶中に取り込まれたチタンの比率で変化します。つまり、結晶中の鉄分がチタンに置き換わるものほど鮮やかなブルーになります。
また、デュモルチェライトはアルミニウムを多量に含む鉱物なので、非常に熱に強いという特徴を持っています。デュモルチェライトは1230℃でムライトに変化するのですが、この際に体積の変化がほとんどありません。したがって、この性質を利用して耐火材を作るとき材料として利用されます。

デュモルチェライトインクォーツとは


デュモルチェライトインクォーツはロイヤルブルーガーデンファントムとも呼ばれます。
ロイヤルブルーと名称がつく通り『デュモルチェライト』は、美しいブルーの鉱物で、ラピスラズリに似ていることから別名「デザートラピス」とも呼ばれます。そして水晶の中に、このデュモルチェライトが含まれている鉱物が2014年ブラジルで発見され大変話題になりました。
デュモルチェライトインクォーツは、水晶中に細かな針状の結晶を示し、僅かに表面についたようなものから、奥深くまで成長したものなど、ブルーの色合いとともに内部結晶の形状を楽しむことができる珍しい水晶です。この宝石は、まだまだ産出量が少なく、収集家の間では伝説のクォーツとも言われており、どんどん価格も高騰しています。さらにジュエリークラスのものとなる奇跡のような確立でしか手に入らないのが『デュモルチェライトインクォーツ』

そして今回ご紹介するのがそんな『デュモルチェライトインクォーツ』をあしらったネックレスです。このレベルのデュモルチェライトインクォーツに出会えることなど滅多にないでしょう。青いデュモルチェライトをお探しでしたら迷わず手に入れることをお勧めしますよ!

まとめ

今回は透明な水晶の中に別の鉱物であるデュモルチェライトが入っている非常に珍しい鉱物についてご紹介しました。デュモルチェライトは元々ラピスラズリのような美しいブルーの鉱物で、それ単体でも美しいパワーストーンとして人気が高いものです。そして、そんなデュモルチェライトが透明な水晶の中に含まれることで、まるで水晶の中に花が咲いたように非常に独特な美しさを見せます。

この『デュモルチェライトインクォーツ』は、産出量も非常に少なく、さらにジュエリークラスのものとなると奇跡のような確立でした手に入らないと言われるコレクターならだれもが夢に見る宝石です。探している方も多い宝石ですので、見つけた時に手に入れないと次にいつ出会えるのかわかりませんよ!

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