希少性が非常に高いと言われるピンクダイヤ!その希少性の理由は?

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ダイヤモンドと言えば、無色透明の宝石というイメージが強いです。日本国内では「婚約指輪=ダイヤモンド」という昔からのイメージがあるため、人気も知名度も最も高い宝石と言えるのではないでしょうか。しかし、ダイヤモンドという宝石は、実は豊富なカラーバリエーションを持っており、特に近年ではその可愛らしい色合いから、ピンク色のダイヤモンドが女性に非常に高い人気を誇っています。
今回は、そんなピンクダイヤモンドの秘密に迫ってみたいと思います。

ピンクダイヤモンドは非常に希少!


ダイヤモンド自体が高額な宝石ですので、無色透明の物でも希少価値が高いと考える人は多いでしょう。しかしピンクダイヤモンドに関しては、一般的なホワイトダイヤと比較するととびぬけて希少性が高く、手に入れると幸せを運んでくれるとまでいわれているのです。それでは、ピンクダイヤはどれだけ希少性が高いのでしょうか?とても気になりますよね。
ピンクダイヤモンドの希少性をあらわす言葉としてよく使われるのは、「ピンクダイヤモンドの産出量は0.1%」というもので、これは、ダイヤモンド全体の中でピンクダイヤモンドが含まれている量をあらわしています。これだけでどれだけ希少なのかがよくわかります。そもそも、ピンクダイヤモンドというものは、世界中どこでも産出するというわけではなく、天然のピンクダイヤモンドが産出するのは、オーストラリアのアーガイル鉱山に限られているのです。アーガイル鉱山はダイヤモンドの鉱山として非常に有名ですが、世界的なダイヤモンドの鉱山でもほとんど産出しないのがピンクダイヤなのです。

アーガイル鉱山について

オーストラリアのアーガイル鉱山は、世界で唯一、まとまった量のピンクダイヤモンドが産出する鉱山です。上では「ピンクダイヤはアーガイル鉱山でのみ…」と紹介しましたが、実は、アフリカの一部でも産出することはあるのです。しかし、ジュエリーに利用できるほど『良質』ピンクダイヤモンドとなると、世界でもアーガイル鉱山のみと言われているのです。
しかし、このアーガイル鉱山は年々ピンクダイヤモンドの生産量が減少しており、今のところ2020年に閉山を予定されていいると言われています。したがって、現在でさえ非常に希少価値が高いと言われるピンクダイヤモンドは、さらに流通量が減少し、その価値はどんどん高くなると予測されています。

ピンクダイヤモンドの色の秘密

それでは、無色のイメージが強いダイヤモンドに、なぜピンク色がつくのかを簡単にご紹介しておきましょう。ピンクダイヤモンドがピンクを発色する理由は、「生成方法」が大きくかかわっていると言われています。皆さんが、一般のダイヤモンドと聞いてイメージする無色透明な物は、4個の炭素原子が正4面体を形成する結晶構造になっています。このように、結晶格子が正確に配列されている場合には、すべての光を吸収することとなるので無色のダイヤモンドに見えるのです。
しかし、炭素以外の原子が結晶格子内に含まれたり、結晶構造自体が熱や圧力により歪みが生じた場合、ダイヤモンドは一部の光だけを吸収しなくなり、発色しているように見えるようになるのです。この奇跡のような条件がそろい、初めてピンク色のダイヤモンドが生成されると言われています。ただし、ダイヤモンドのカラーについては、現在の科学技術を利用しても、「なぜカラーバリエーションがあるのか?」ということについて完全に判明していないのが現状です。こういった神秘的な面もダイヤモンドの魅力の一つと言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、日本国内で非常に高い人気を誇るダイヤモンドの中でも、ピンク色を持ったピンクダイヤモンドの希少性についてご紹介しました。本稿でご紹介したように、無色透明というイメージが強いダイヤモンドですが、実は豊富なカラーバリエーションを持っているのです。その中でも、ピンクダイヤモンドに関しては、非常に可愛らしい色合いを持った宝石tおなりますので、女性の間では特に人気の高い宝石となっています。
今後の予想としては、現在でも希少性が高いと言われているピンクダイヤが、鉱山の閉山を原因により高い希少性を持つようになると言われています。したがって、ピンクダイヤを手に入れるのは、今のうちが良いかもしれませんね。

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