リングのサイズ直しってどうやるの?一般的な方法をご紹介します

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今回は、リングのサイズ直しをする方法についてご紹介します。結婚指輪など、何十年もの間身につけることとなる指輪の場合、年を経ることで筋肉や脂肪の増減・皮膚のむくみを原因にサイズが合わなくなってしまうことも珍しくありません。特に女性の場合は、妊娠出産の前後で体の変化が大きく表れる方も少なくなく、指輪のサイズ直しを経験する方は多いと言われています。
したがって、長く思い出の結婚指輪を利用するためには、あらかじめ指輪のサイズ直し方法を知っておきたいものです。

サイズを大きくする方法

それではまず、指輪のサイズを大きくしたいと考えた時の手法からご紹介しましょう。サイズを大きくする方法は大きく分けて3つの種類がありますので、それぞれをわかりやすくご紹介しましょう。

一度切り離して素材を足す

この方法は、指輪を一度切り離して、素材を足すことでサイズを大きくする方法です。溶接が可能なプラチナやゴールドに使用されることが多い方法です。宝石がついている指輪の場合、熱による影響が宝石に出ないようあらかじめ宝石だけ外しておくことや、水に浸けた状態で溶接を行います。最後に形を整えて、磨き上げますので、継ぎ足し部分が目立つこともありません。

金属を叩いてのばす

少し強引に思える方法ですが、指輪を全体的にまたは部分的にたたくことで引き延ばす方法もあります。これは、溶接が難しいチタンやジルコニウムが地金に使われている指輪に用いる方法です。プラチナやゴールドの指輪でも、少しだけサイズをあげたい場合などには、わざわざ切断することはせず、この方法でサイズを大きくする場合もあります。注意点は、叩いてのばす方法ですので、指輪内側に入っている刻印が消えたり、デザインが多少変わったりすることがある点です。

指輪の内側を削る

指輪の内側を削ってサイズを大きくする方法もあります。この方法の場合、指輪内側に入っている刻印が消えてしまう可能性が高いため、刻印を残したい場合は部分的に削るか、削った後に再度刻印してもらう必要があります。削った後はきちんと仕上げ処理を行いますので、見た目上は綺麗に仕上がります。

サイズを小さくする方法

指輪のサイズ直しには、「小さくしたい…」という場合もあることでしょう。指輪を少し小さくしたいと考えた時の方法もご紹介しておきましょう。

切断して一部を切り取る

指輪を切断し、一部分を切除することでサイズを小さくすることができます。大きくする場合と同じく、溶接が可能なプラチナやゴールドに良く採用される方法です。

指輪の内側にパーツを付加し内径を小さくする

指輪の内側に突起や何らかのパーツを組み合わせることで内径を小さくする手法もあります。この方法は、複合素材の指輪や切断・溶接が難しい金属が使われている場合に採用されます。刻印が見えなくなる…指輪の厚みが変わって装着感が変わってしまう…などの注意点があります。

全体を均等に圧縮し小さくする

指輪のデザインやボリュームが全周において均一、外側に細工がない指輪に採用される方法で、すり鉢状の穴に指輪を叩きこむことで、全体的に圧縮しサイズを小さくする方法があります。内側の刻印を残したい場合にはこの方法が最もオススメですが、大幅なサイズ変更はできません。

まとめ

今回は、指輪のサイズを変更するための方法についてご紹介しました。本稿でご紹介したように、指輪のサイズを大きくしたり小さくする方法がいくつか存在しています。長く使用することとなる結婚指輪であれば、どうしてもきつくて使えなくなってしまう…なんてことが珍しくありませんので、その場合には、こういった方法でサイズ直しをするのも良いのではないでしょうか?
こういったサイズ直しは、購入店に相談するか、リフォーム専門のショップに相談すると良いでしょう。

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