トパーズの主な生産地とそれぞれの特徴をご紹介!

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トパーズは和名で『黄玉』と呼ばれるように、黄色やオレンジ色の宝石とのイメージが強いかもしれませんね。しかし、トパーズにはピンクや紫色などさまざまのカラーを持った宝石もあり、さらに産出される地域によって異なる特徴を持っているのです。
そこで今回は、トパーズの産地として有名な地域や、そこで産出するトパーズの特徴をご紹介します。

トパーズの主な産地と特徴について

それでは、トパーズの産地として有名な地域や、そこで産出されるトパーズの特徴を簡単にご紹介します。まずトパーズの産地として外せないのは、ブラジルのミナス・ジュライス州で、ここは世界最大のトパーズの産地として知られています。しかし、他にもロシアやパキスタンなど、世界各地で産出されますので、その特徴を押さえておきましょう。
なお、トパーズは本来無色の原石なのですが、トパーズが生成される途中に含まれる不純物の状態によって色が変わると言われています。その為、産出する場所によって微妙に特徴が異なってしまうのです。

ブラジル産トパーズの特徴

まずはトパーズ最大の産地ブラジル産です。ブラジル産のトパーズは、無色や淡い青、黄色やオレンジ系のシェリーと非常に多彩なカラーが産出するのが特徴です。
このようなトパーズの中でも黄色を持ったものはイエロートパーズと呼ばれます。サファイアなどでも黄色の物はありますが、トパーズの場合は黄色の石があまり好まれない傾向にあります。しかし、イエロートパーズの中でも濃い黄色をしたものは希少性もある程度高く、価値も上がることがあります。
黄色系のトパーズの中には、シェリーカラーを持った物もあるのですが、こちらは『インペリアルトパーズ』などと呼ばれ非常に高い人気があります。なお、オレンジ系のトパーズは加熱処理することでピンク色を発色します。この場合、元のカラーのオレンジ色が濃い物ほど美しいピンクになります。

パキスタン産トパーズの特徴

次はパキスタン産のトパーズについてです。パキスタンでは、オレンジ系のインペリアルトパーズやブルートパーズなどが多く産出しますが、産地として最大の特徴は天然でピンクカラーを持ったピンクトパーズが産出するということです。天然色のピンクトパーズは、インペリアルトパーズよりも希少性が高いとされ、非常に高額で取引されます。

ロシア産トパーズの特徴

近年のロシアは、非常に豊富な種類の宝石が産出することが有名で、まるでブラジルのような宝石の王国になっています。そして、ロシアでもトパーズが産出することが有名で、さまざまなカラーを持ったトパーズが産出します。その中でもブルートパーズの産出が主流なのがロシア産の特徴です。

トパーズの選び方について

トパーズはさまざまなカラーバリエーションがありますが、最高品質と評価されるのはピンクトパーズです。ピンクトパーズの色味は、淡い赤紫色をしておりピンクダイヤモンドに似ていると言われます。ちなみに、ピンクトパーズの中でも最高の評価を受けるのは、茶色味のかかっていない濃いめのピンク色の物です。なお、赤に近いカラーを持ったピンクトパーズも存在しているのですが、このタイプは非常に珍しくピンクダイヤモンドよりも美しいと言われます。
なお、トパーズを探すときの注意点は、無色透明の物を加熱処理してブルートパーズにしているものや、シトリンをトパーズとして販売しているということがある点です。天然のブルートパーズは高い価値がありますが、人工のブルー・トパーズは、非常に価値が低いので注意が必要です。

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