気付いたら宝石の色が変わってる?退色してしまう可能性がある宝石は?

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皆さんは、美しい宝石は、その美しさを永遠に保つものだと思っていませんか。実はこの考えは間違っており、宝石の中には様々な理由で宝石独特のカラーを徐々に失ってしまう場合があるのです。例えば、紫色が美しいアメジストなどは、適さない環境に放置してしまうと、美しい紫色が退色してしまうのです。
今回は、宝石の中でも、美しいカラーを失ってしまう可能性がある宝石やその理由をご紹介します。

退色してしまう宝石とその原因について

それでは、様々ある宝石の中でも、何らかのことが原因となって、美しいカラーを失ってしまう宝石をご紹介します。せっかく購入した宝石が、数年でその美しさを失ってしまったら、とてもショックですよね。ここでは宝石ごとに退色してしまう原因をご紹介しますので是非覚えておきましょう。

日光が原因で体色してしまうアメジスト

まずはクォーツ(水晶)系統のアメジストからです。アメジストは、保管場所に注意しなければ、意外と簡単に美しい紫色を失ってしまいます。
その原因となるのは、人の生活に絶対に欠かせない日光です。もちろん、普段の生活の中で身に着ける場合、日光に当たらないようにするなど不可能ですので、この場合は無視しても構いません。しかし、ジュエリーを外したときに、どこに保管するかは注意しなければいけません。直射日光が当たるような場所に保管してしまうと、年単位で少しずつ退色していってしまうのです。
因みに、他にも日光に弱いと言われる宝石があり、ローズクォーツやシトリンなども注意が必要です。ただし、アメジストよりは退色しにくいです。

生物由来の宝石も注意

コハク、サンゴ、真珠などの生物由来の宝石も注意が必要です。こういった生物由来の宝石も保管場所に注意しておかなければ色が変わってしまったり、艶がなくなってしまったりと、本来の美しさを失ってしまう場合があります。
コハク、サンゴ、真珠などの生物由来の宝石は、日光をはじめとして、湿気や化学物質も美しさを失ってしまう危険があるので注意です。なんと、日本人には非常になじみ深い真珠は脱脂綿でも艶がなくなってしまう場合もあるのです。こういった宝石は、暗くて通気性の良い保管箱を用意しましょう。

処理された宝石も注意

エメラルドやサファイア、ルビーは、きれいな色に見せるため何らかの処理が施されている可能性が非常に高いです。そして、こういった処理石に関しては、時間の経過とともに徐々に色あせが起こってしまうのです。正確にいうと、処理の効果がなくなり、本来の色に戻っていくのです。
因みに、『非加熱ルビー』や『非加熱サファイア』などと表示されている宝石は、天然のままでも十分に美しく、何の処理もされていません。このような宝石は基本的に退色しないのですが、購入するためには非常に高額になってしまいます。
なお、処理石の退色に関しては、基本的に止めるのが難しいと言われています。浸透処理をされているエメラルドなどはサラダ油に浸けて色を戻す方法があると言われますが、正直筆者は試したことがなく、眉唾物の話と思っておいた方が良いかもしれませんね。不要なエメラルドを持っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、ジュエリーが、その美しさを失ってしまう原因についてご紹介しました。本稿でごしょうかいしたように、美しさを永遠に保つと考えられている宝石の中には、非常に身近なものが原因になり退色を起こしてしまうものなのです。できるだけ良い状態の宝石wお保ちたいのであれば、宝石ごとのお手入れ方法をきちんと学んで、それに沿ったクリーニングや保管方法を守りましょう。

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