ジュエリーのお手入れに洗浄機を使ってはいけない宝石をご紹介!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は、ジュエリー中でも、超音波洗浄機でお手入れしてしまうと、割れてしまう可能性がある宝石に関してご紹介します。購入時にはキラキラしてとても美しい宝石ですが、使用後には皮脂やホコリなどが付着して汚れてしまうものです。その為、長持ちさせようと思う場合にはきちんとお手入れしてあげることが大切になるのです。
ジュエリーのお手入れに関しては、乾いた布で拭く方法もありますが、入れておくだけで綺麗になる超音波洗浄機は非常に便利です。しかし、宝石の種類によっては超音波洗浄機に注意しなければならない物があるのです。

超音波洗浄機がNGな宝石

近年では、ネット通販でも数千円も出せば簡単に手に入りますので、ジュエリーのお手入れに超音波洗浄機を利用する方が増えていると言われます。これは、超音波の振動によって、宝石などに付着した汚れを自動ではがしてくれるもので、とても便利です。しかし、全ての宝石に利用できるわけではありませんので、注意しましょう。
宝石の頑丈さは『モース硬度』が有名で、この数値が高い宝石に関しては「強いから超音波洗浄が利用できる」と考えがちです。しかし、実はモース硬度とは傷のつきやすさをあらわしているもので、宝石の強度を考えた場合、「靭性=割れにくさ」という基準にも注意しなければいけないのです。例えば、宝石の中で最も硬いと言われるダイヤモンドは、靭性がそこまで高くないため、ちょっとした衝撃でも割れてしまうものなのです。
以下に超音波洗浄機に注意したい宝石たちを一覧で紹介しますので、注意しましょう。

  • エメラルド
  • タンザナイト
  • トパーズ
  • ペリドット
  • ムーンストーン
  • 翡翠
  • トルコ石
  • ラピスラズリ
  • 有機質宝石(さんご・真珠・べっ甲・象牙・琥珀など)

超音波洗浄機の利用などを避けた方が良い宝石は上記のようなものです。これらを見てもわかるように、モース硬度が『8』と、宝石の中でも十分な硬度を持つトパーズなども『へき開性』という特徴があるため、洗浄中に破損してしまう恐れがあるのです。

洗浄機が使えない場合の対処

それでは、洗浄機の使用を避けた方が良い宝石のお手入れはどうすればよいのでしょうか?まず、最も簡単なお手入れ方法としては、使用後の宝石は柔らかく乾いた布で毎回きちんと拭いてあげるというものです。使用のたびにきちんとお手入れしておけば、そう簡単に宝石の輝きが失われるようなこともありません。
また、何らかの理由でひどく汚れてしまった…という場合には、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものに、しばらく浸しておき、優しく磨くなどという方法もオススメです。ただし、洗剤がNGな宝石もありますので、お手入れ方法や洗浄方法は購入時に確認しておくのがオススメです。

まとめ

今回は、最近手軽に手に入るようになってきたことから、ジュエリーのお手入れによく利用される超音波洗浄機についてご紹介しました。本稿でご紹介したように、入れておくだけで大切なジュエリーを綺麗にしてくれる超音波洗浄機ですが、使用している宝石によっては、良かれと思って行った洗浄で宝石をダメにしてしまう危険があるのです。当然、宝石を長く美しい状態で保つためには、日々のお手入れは欠かせないものなのですが、本来宝石というものは皆さんが考えているよりもかなり繊細なものだということを頭に入れておいた方が良いです。
宝石ごとのお手入れ方法などは、ジュエリーを購入した時などにお店の人に質問すればきちんと教えてくれますので、よくわからないな…などと言う人は予め質問しておくのがオススメですよ!

SNSでもご購読できます。