希少な石と言われているスフェーンですが、色ごとに希少さ、価値が変わってくるようです。
今回は大きくイエロー系とグリーン系の2つに分け価値や違いを見ていきたいと思います。
スフェーンとは?
まずは、スフェーンという宝石について確認していきましょう。
スフェーンは、チタン石ともいい組成にチタンを含むケイ酸塩鉱物です。余談ですが、チタナイトと表記されるときは鉱物として表現されていて、スフェーンと表記される場合が宝石としての名前となります。
この宝石の産地は、ブラジルやマダガスカルなどが主で、他にもオーストラリアなどで産出します。
スフェーンの評価ポイントは色、大きさ、ファイアなど様々ありますが、ひとつ大きなポイントとして色が挙げられます。スフェーンの色は、黄色から緑色までのグラデーションがあり大きくイエロー(ゴールデン)系、グリーン系に分けられます。
価値が高いとされているスフェーン
トップカラーのグリーン
トップカラーのスフェーンは、デマントイドガーネットやツァボライトのように濃く、鮮やかな発色のスフェーンですが、ほとんど見ることができません。
なぜならば、クラック状のインクルージョンが沢山ふくまれる傾向があるため輝きを阻害されることが多く、なかなか鮮やかな発色が出ないからです。
グリーンカラーだけでも貴重ですが、クロムが含まれ発色が良いトップカラースフェーンはさらに貴重といわれています。
ファイアが綺麗なゴールデンカラー
ファイアとは、『虹色』の輝きのことを指す宝石用語です。ファイアが強い石は光が当たると虹色に輝きます。
先ほども述べたようにスフェーンは、クラック状のインクルージョンが沢山ふくまれる傾向があるため輝きを阻害されることが多いのでなかなか強いファイアが現れることはありません。
よって、ファイアがきれいなゴールデンカラーは非常に貴重だといわれてコレクターの間ではとても人気があります。
まとめ
今回は、「希少石スフェーンはグリーン?イエロー?どっちが人気?」をご紹介してまいりました。いかがでしたか?希少な宝石であるスフェーンですが、イエロー系とグリーン系どちらが人気かといわれると好みによるところが大きいです。しかし、本記事でイエロー系、グリーン系それぞれの特徴を知り、どちらが自身の好みか判断するひとつの指標にしていただければ幸いです。