宝石の中でもごく稀にしか出現しない希少石。プロがオススメする希少石をご紹介!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

宝石というのは、さまざまな天然石の中でもジュエリーなどとして利用できる美しさを持ったものだけですので、それだけで希少性が高いと言えます。しかし、そんな宝石の中にも滅多に産出することが無くほとんど市場にも出回らないような『希少石』が存在するのです。
あまり宝石などに詳しくない人であれば、ダイヤモンドでもその価格からとても希少なものだと考えていますよね。しかし、宝石の中にはダイヤモンドなど比較にならないほど希少なものがあるのです。そこで今回は、ぜひ一度でも手に取ってみてほしいプロがオススメする希少石をご紹介します。

さまざまある希少石をご紹介!

それでは、世界中で人気の宝石の中でも、特にこれは注目してほしいと筆者が考える希少石についてご紹介していきましょう。ここでは、単に希少というだけでなく、ジュエリーとしてもオススメの美しさを持つものをご紹介します。

パライバトルマリン

さまざまなカラーを持つことで有名なトルマリンですが、その中にはダイヤモンド以上の希少価値を持つと言われるものがあるのです。それは独特なネオンカラーを持った『パライバトルマリン』という宝石で、全宝石の中でも特に高い人気を誇っています。
トルマリンに関しては、比較的リーズナブルな価格で手に入るイメージがあるでしょうが、このパライバトルマリンはダイヤモンド1万個に対して1個しか産出しない…と言われるほどの希少性を持っており、コレクターの間でも非常に高い人気を誇っています。さらに、もともとパライバトルマリンが産出していたブラジルとナイジェリアの鉱山は枯渇してしまったと言われており、今でも産出するモザンビークも近いうちに枯渇するのではないかと予測されています。つまり、このパライバトルマリンは、今後さらにその希少性が高くなっていくと予測されている宝石なのです。

タンザナイト

次はタンザニアの石と呼ばれる『タンザナイト』です。この宝石は、人気のマツコデラックスさんのTV番組に登場したこともあり、一気に国内での知名度が高くなっています。しかし、知名度こそ高くなったものの、その希少性は非常に高く、欲しがる人が増えた分、販売価格が上がっているのではないかと思えます。
このタンザナイトは、美しい青色を示すゾイサイトの一種で、世界中どこを探してもタンザニア、キリマンジャロ山の麓にある限られたエリアでしか産出しない超希少石なのです。そのため、その希少価値の高さと美しさを認めたハイジュエラー『ティファニー』がタンザナイトと名付けて一大プロモーションをかけたのです。ちなみに、鮮やかな青色が特長のタンザナイトは、その多くが熱処理によりカラーを出しているのですが、未処理でも鮮やかな青色を持つものは、非常に希少価値があるとされ目が飛び出るぐらいの価格がつくことがあります。

グランディディエライト

次は『グランディディエライト』です。グランディディエライトは、近年どんどんその人気が高まっている宝石の一つです。というのも、グランディディエライトが発見されたのは1902年なのですが、その当時はジュエリーに利用できるような品質のものが無く見向きもされなかったという歴史があります。それが2000年代に入り、非常に美しい宝石質のものが見つかり、一気に宝石として人気が上昇しているのです。ちなみに、宝石は総じて昔から愛されてきているものと考えられていますが、グランディディエライトのように宝石としての歴史がまだまだ短い新しいものもたくさんあるのです。
グランディディエライトは、どんどん人気が高まっているのですが、産出することは非常に稀で市場で見かけることもなかなか難しい宝石の一つです、実はこの宝石は「2014年から2016年前半までに産出された原石は僅か800kg」しかないと言われており、さらにその中でも透明度が高く宝石質の物は僅か60gしかないのです。つまり、この宝石の希少性は宝石の中でもトップクラスと言え、手に入れることすらなかなか難しいものでしょう。ちなみに、世界的な経済紙『フォーブス』では、グランディディエライトを世界で3番目に高価な宝石と評価したこともあります。

まとめ

今回は、宝石の中でも特に希少性が高いと言われている希少石をご紹介しました。もちろん、この記事ではご紹介していない希少石もたくさんあるのですが、ここで紹介した宝石は希少性・美しさ共に筆者が特にオススメ出来る物です。もちろん、宝石の中でも希少ということは、気に入るものに出会うのもなかなか難しいことですし、手に入れる場合もお金が掛かってしまいます。
しかし宝石好きであれば、一度は手にしてみたい宝石たちだと思いますよ!

SNSでもご購読できます。