希少価値が高まっているビルマ産ルビー!その特徴をご紹介!

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今回は、宝石の中でも特に人気の高いルビーについてご紹介します。ルビーの特徴といえば、なんといっても上品な印象的を与える赤色ですが、実は産地によって色や質が大きく異なり、その価値も全く変わるものだとご存知でしょうか?実際に、宝石の女王とも呼ばれるルビーの中には、意外と手ごろな価格でも手に入るようなものもあり、本当に品質の高いルビーに出会うことの方が難しいものです。
本稿では、ルビーの中でも特に高い評価を受けるビルマ産ルビーをご紹介したいと思います。

ルビーの基礎知識

それではまず、誰もがおさえておきたいルビーの基礎知識を簡単にご紹介しておきましょう。ルビーはサファイア、エメラルドと並んで、世界三大貴石に選ばれるほどの宝石で、その特徴的な深い赤色から『宝石の女王』などと呼ばれ非常に高い人気を誇ります。他にも赤い色を持った宝石はたくさんあるのですが、それらと比較しても圧倒的に高い知名度を持っています。
以下で、そんなルビーに関する基礎知識をご紹介しておきますので、ぜひ頭に入れておきましょう。

  • 実はサファイアと同じ鉱物
    これは有名な話ですが、ブルーが特徴の真逆の色を持ったサファイアとルビーは、コランダムと呼ばれる同じ鉱物です。コランダムの中でも『赤』を持ったものをルビーと呼び、それ以外のカラーを持ったものはサファイアになるわけです。ちなみに、ルビーが赤色を発色するのは、コランダムの中に1%だけクロムが含まれるのが理由です。
  • 大きな結晶は非常に稀
    テレビなどに出ているセレブが、とても大きなルビーの指輪を着用していることもありますので、ルビーは大きな宝石が採れると思っている人も多いでしょう。しかし、実際にはそのようなことはなく、大きなルビーの結晶が産出することは非常に稀なことです。そもそも、ルビーは産出量自体も少ないと言われており、3カラットを超えるような大きなルビーに出会うことは奇跡のような確率です。したがって、高品質で大きなルビーは目が飛び出るほどの価格になります。
  • 天然のルビーはアジアに偏っている
    宝石の産出国としては、南米やアフリカをイメージする人が多いかもしれません。しかし、ルビーに関しては、欧米などで産出されることはなく、ミャンマー、スリランカ、タイなどと、原産地はアジアに限定されています。

良質なルビーの産地として有名なビルマ

最高品質のルビーといえば『ピジョンブラッド(pigeon blood=鳩の血の色)』と呼ばれる深紅のルビーです。実は、ビルマ(ミャンマー)で産出されるルビーは、クロムの含有率が高めであるため、赤味のあるピンクから本当に美しい深紅まで、非常に美しいのが特徴です。特に、最高品質のルビーが産出すると有名なのはビルマのモゴック鉱山で、ここで産出されるピジョンブラッドのルビーは、非常に高い希少価値を誇ります。特に加熱処理されていない、非加熱ルビーの場合であれば、驚くような高値で取引されることもあります。近年では、マンシュー鉱山からも良質なルビーが産出されているのですが、高い品質の割には、モゴック産のルビーよりも手ごろな価格で手に入れる事が可能です。
ちなみに、最近ではミャンマーの情勢が不安定のためか、ルビーの産出量が減っており、今後ますますビルマ産ルビーの価値が高くなっていくのではないかと予想されています。ルビーを手に入れたいと考えている方は、今のうちかもしれませんね!

まとめ

今回は、宝石の中でもトップクラスの知名度と人気を誇るルビーについてご紹介しました。ルビーは赤い宝石ということは、誰でも知っていることだと思います。しかし、そんなルビーの中でも、特に美しく希少価値が高いと言われるのがビルマ産のルビーなのです。今後、さらにその価値が高まると予想されていますので、高品質なルビーを手に入れたいと考えている方は、早めに探すのがオススメですよ!

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