パール(真珠)の品質を決める6つの要素とは?

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日本でも非常に人気の高い『真珠』。冠婚葬祭等でも登場する機会も多く、真珠をあしらったアクセサリーを持っている方は多いかもしれませんね。しかし場面によって複数の真珠のアクセサリーは持っておいたほうが安心!今回はそんな真珠のなかでも高品質な物を見極めるポイントをご紹介したいと思います。

真珠の品質には6つのポイントがあります!

真珠は磨いたり形を整えたりするだけの物で加工などもなく自然の姿を楽しめる宝石としても人気です。それではそんな真珠がどのようにして出来上がるか知っていますか?
真珠は貝の体内で生成されるもので、実は貝殻を作る器官である外套膜によって作られます。貝は外套膜を使って自ら貝殻を作るのですが、その外套膜が偶然体内に入り込むことにより真珠が作られるようになるのです。養殖の場合は、核となる外套膜の欠片を母貝の中に入れることによって体内で真珠層が形成され真珠が生成されます。
このように作られる真珠にはその価値を決めるためのポイントがいくつかあるので以下でご紹介します。

真珠層の巻き

真珠は核となる物にごく薄い真珠層が何百枚何千枚と積み重なって出来上がります。そしてこの真珠層の厚さの事を『巻き』といい、この巻きが均等で厚いものほど品質が高いと言われます。もちろんただ厚ければいいのではなく、結晶の積み重なり方や緻密さも含めての評価となります。真珠はこの『巻き』が一定以上ないと真珠独特の内側から輝きも光沢も出ません。

真珠独特のテリ

真珠には表面の通夜から反射する光沢と、真珠内面に取り込んだ光が反射する内面光沢の2つの光沢があります。この二つの共存する光沢は真珠独特のものでこれが『テリ』と呼ばれます。
真珠の持つテリは上で紹介した巻きや真珠層の構造によって反射の具合が変わります。

真珠の形

真珠は一般的に真円に近い球状の物が高い評価を受けます。ただし、個性的な左右対称で涙型のドロップなどはその希少性から高評価を受けます。

真珠の色目

色目とはそのまま真珠の色の事なのですが、この色は干渉色、実体色、下地色の3つの要素から判別されています。これは真珠が小童粒の真珠でも様々な色合いを発しているため、いろいろな観点から色目を判断するためです。

  • 干渉色:真珠層に入った光が屈折、反射、透過等によって混ざり合い現れる色
  • 実体色:真珠層の炭酸カルシウムは真珠内のタンパク質によって固定されます。そしてこのタンパク質の色素の事を実体色といい、実際の真珠の色になります。
  • 下地色:真珠の核と真珠層の間にある有機質層が透けて見える色。

真珠の色目は上記のような色が複雑に干渉しあいながら、あの独特な色合いをしまします。

真珠表面の傷の有無(多さ)

真珠は生物である貝が生成するものなので完全なものはありません。したがって真珠の形成過程に入る傷や小さなへこみが存在します。
評価的にはもちろん傷などが少ない物が高評価を受けます。ちなみに後からつけられた人的な傷やへこみはエクボと呼ばれます。

真珠の大きさ

大きさとはそのまま真珠の大きさの事です。真珠亜h基本的の重量で取引されるので、上で紹介した要素が同じであればサイズが大きいほど高評価になります。

まとめ

今回は真珠の品質を見極めるときのポイントをご紹介しました。真珠は生物である貝が作り出す者の為、一つ一つその美しさや輝きが違います。日本では冠婚葬祭など利用頻度も高い宝石でもありますので、是非今回ご紹介のポイントをご参考に品質を見極めて高品質な真珠を手に入れて見てはいかがですか?

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