何かと身につける機会の多い『真珠』。長持ちさせるためにお手入れ方法や保管方法をご紹介

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日本では冠婚葬祭で登場機会も非常に多い真珠。皆さんは真珠を身に着けた後、保管場所に片づける前にきちんとお手入れは行っていますか?真珠は基本的に長持ちする宝石と言われていますが、他の宝石と比較すると柔らかく繊細という特徴も持っています。その為しっかりとお手入れしないと意外と早くダメになってしまいますよ。
今回はそんな真珠のお手入れ方法をご紹介します。

まずは真珠の基本を押さえておこう

真珠は上述の通り、他の宝石と比較すると柔らかく繊細な宝石です。しかし、本来のお手入れ方法や正しい保存方法を守れば半永久的にその美しさを保つと言われています。その為まずは真珠の弱点というものを押さえておきましょう。真珠は生物の貝が作る宝石で、その主成分は炭酸カルシウムです。その為、酸やアルカリ、熱などを嫌うため化粧品や洗剤などの化学薬品によって変色する可能性があります。
また、モース硬度は3.5と他の宝石に比べるととても柔らかいのも真珠の特徴です。その為、金属や他の硬度の高い宝石などとぶつかると傷がつく可能性が高いため注意が必要です。

日常のお手入れ方法


まずは日常のお手入れ方法をご紹介します。冠婚葬祭などでも登場頻度がとても高いのが真珠ですが、基本的には「使用後は柔らかく乾いた布で拭く」ということで十分です。一度身につけられた真珠は汗や手の油などが付着します。この手の油や汗は酸性を帯びているのですが、真珠の主成分である炭酸カルシウムが酸や油分に弱いためです。しかし使用後にきちんと拭き取ることで問題ありません。
また、化粧やヘアスプレーなどは真珠の美しさを損なう原因になることがあるため、真珠の着用前に使用することを注意してください。なお、真珠を拭く布は専用の物がなくてもメガネ拭きのような柔らかくて清潔なものであればなんでもOKです。上の画像の様に真珠専用のクロスもあるので用意するのも良いですね!
万が一、何らかの理由でひどく真珠が汚れてしまった場合は、綺麗なぬるま湯などで優しくすすいだ後、柔らかい布で十分に水分を吸い取り自然乾燥させてください。汚れを落とすときに水に浸したまましたり、乾燥が十分でない場合は真珠のツヤが無くなったりしますので気を付けましょう。真珠は基本的に水洗いはしない方が良いと言われますが、ひどい汚れの場合は思い切って水洗いした方がいいです。その時に『きちんと乾燥させる』ということに注意してください。

乾燥・湿気・光は厳禁!保管場所には注意しましょう


真珠はモース硬度が3.5と低いため保管する場合は、他の宝石と接しないように仕切りのついたジュエリーボックスなどで保管するようにしましょう。また、真珠は極端な乾燥、高温多湿、日光が常に当たる場所には保管しないようにしましょう。真珠は乾燥した場所に置かれると水分が抜け枯れた状態になり収縮します。そこに湿気が加わると膨張しますが、この乾燥と多湿が繰り返されると真珠層に亀裂が入ってしまう場合があります。その為、冬場に真珠を身に着ける場合は十分に気を付けましょう。
また、真珠は熱や紫外線の影響を受けて変色したり、光沢が悪くなったりする場合があります。その為、日光が当たる場所での保管や、蛍光灯の下での保管は避けましょう。

まとめ

今回は何かと使用頻度が高い真珠のお手入れ方法や保管方法をご紹介しました。真珠のジュエリーを長く楽しむためには使用後のお手入れや保管の方法をきちんとしなければ、意外と早く悪くなってしまいます。宝石はそれぞれ弱点が違ってきますので、それぞれのお手入れ方法をきちんと知っておくことが重要です。専用のお手入れグッズなどもありますが、基本的にはおうちにある物で代用できるものがほとんどなので頑張ってお手入れするようにしてください。せっかく手に入れた宝石ですから一生のお付き合いができる方がいいですよね!

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