変色に注意!輝く宝石クンツァイト

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

見る角度・位置によって見え方が変わってくるという特徴を持っている石クンツァイト。最近は、ジュエリーショップでもよく見かけるようになってきましたね。そんなクンツァイトは意外と歴史が新しい石なんです。そんなクンツァイトについて今回はご紹介してまいります。

クンツァイトとは

名前 クンツァイト
和名 リチア輝石(リチアきせき)
ピンク、バイオレット、グリーン、イエローなど。
モース硬度 6.5~7
比重 3.03~3.23

冒頭で述べたように、クンツァイトは歴史が浅い宝石なんです。1902年にアメリカ・カリフォルニア州で発見されたのが始まりで、20世紀に入っていから発見された石になります。では、次にクンツァイトという名前について見てまいりましょう。この名前はニューヨーク5番街にあるティファニー宝石店の副社長であった当時から有名な宝石の権威者のジョージ・フレデリック・クンツ博士の名前に因んで命名されたと言われています。宝石名には有名な人名や採掘された地名に、「石」を表わすアイトiteを接尾語として名付けられたものがあるようでクンツァイトもその一つです。
主成分はリチウム・アルミニウム珪酸塩で単結晶に属し、柱状結晶で産出され。硬度は7です。しかし劈開・クリベージの性質があり、もろく割れやすいので丁寧な取扱いが必要だと言われています。クンツァイトはラベンダーの色味のあるピンクが持ち味で、スポジュメンと呼ばれる鉱物の一変種です。

クンツァイトは変色に注意!?

クンツァイトは太陽光(紫外線)に弱く、長時間紫外線を浴びると退色する恐れがあるので長時間日の光が当たる場所での保管は避けたほうがよいです。つけて出歩く分には問題ないですよ。
そのため日の光が常にあたる場所、高温多湿、また極度に寒く乾燥している場所にジュエリーをむき出しにしておくことは避け、身につけない時にはケースに入れてしまっておくほうがよいそうです。お手入れについてですが特に熱湯と超音波洗浄には要注意です。モース硬度は6.5~7と比較的強度の高い宝石ですが、クンツァイトは縦に割れやすい性質を持っているため強い衝撃や強い力が当たる事には注意してください。

まとめ

今回は、クンツァイトについてご紹介してまいりました。いかがでしたか?クンツァイトはとても紫外線に弱いものですので、保管には注意が必要そうですね。しかし、身に着けている分には問題がないようでしたので思う存分に身に着けて歩き、休ませるときは変色に注意してしっかりケースで保管するという方法がよさそうですね。ぜひ、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。