アメリカ3大希少石の一つ!ベニトアイトの評価ポイント

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皆さんは『ベニトアイト』という宝石はご存知ですか?ベニトアイトはアメリカの3大希少石に数えられる美しいブルーの宝石ですが、この宝石はアメリカの中でもカリフォルニア州・サンベニト等、極めて限定された場所でのみ産出される非常に珍しい宝石です。この宝石はダイヤモンドのような輝きとサファイアのようなブルーを併せ持つ非常に美しい宝石でぜひ皆さんにも手に取っていただきたいです。
今回はそんなベニトアイトに迫ってみましょう。

ベニトアイトの特徴

名称 ベニトアイト / ベニト石
和名/英語名 ベニト石 / Benitoite
カラー 青色、紫色、青緑色、無色
硬さ(モース硬度) 6-6.5
光沢 ガラス光沢
結晶系 六方晶系(三方晶系)

ベニトアイトがアメリカの3大希少石にも数えられる理由には、まず産出される地域が非常に限られるということがあげられます。この宝石は上述したサンベニト以外でもアーカンソー州や日本でも採掘されたことがありますが、宝石質の物となると世界で唯一サンベニトだけの非常に希少な宝石です。
この宝石は化学成分の見地からは、チタンとバリウムを含んだケイ酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)に分類されるもので、産出の際はアルバイトやネプチュナイト等とともに産出されることが多いそうです。また、宝石的な特徴でいえば、ダイヤモンドにも匹敵する分散率を持っていることで、ファセットカットを施されたベニトアイトは非常に素晴らしいファイア(光の分散)を生じます。ベニトアイトの輝きはコチラで確認してみてください。

ベニトアイトはアレキサンドライトのような「多色性」を持っていることも特徴の一つです。ベニトアイトは見る角度によって色味が変わり、角度によって青色から青紫まで色が変化するものまであります。また、短波紫外線を当てると強い青色で発光する特徴も持っています。

ベニトアイトの選び方

ベニトアイトは冒頭でご紹介した通り美しいブルーとその輝きが特徴の宝石です。基本的にベニトアイトは「ブルーの宝石」という認識で問題ありませんが、ごく稀にですが透明なものも産出する事もあるそうです。ベニトアイトの特徴であるファイアは無色透明の物のほうがはっきりするため、インクルージョンの少ない透明なベニトアイトは非常に強い輝きを放ちます。
ジュエリーショップでベニトアイトを見たことがある方であれば、オレンジピンク系統のベニトアイトを見たことがあるという方もいるかもしれませんが、このカラーの物は加熱処理でつけられたカラーです。
ベニトアイトは鮮やかなロイヤルブルーからカレーレスまでの神秘的なカラーグラデーションを持っている宝石ですが、選ぶ時には「色ムラが少ない」事を重視しましょう。ベニトアイトは多色性を持つことから、真上から見た時に濃淡の混じったようなブルーに見えるものがあります。その為、よほど色の好みがぴったりといった場合以外は濃いブルー1色の物を選ぶといいでしょう。

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ベニトアイトの選び方

ベニトアイトは上述の通り宝石質の物はアメリカのサンベニト群ディアプロ鉱山でしか産出されない非常に希少な宝石です。また、この宝石は1906年に発見された比較的新しい宝石ですが、実は前述のディアブロ鉱山は2005年に閉山しています。世界中でも僅か100年間の間でしか産出されず、産出された地域も1か所だけとなると今後もその希少価値は高まる一方だと予想できますね。
超希少なベニトアイトを手に入れるのは今のうちかもしれませんね!下にREJOUスタッフおすすめのベニトアイトジュエリーを上げますので是非手に取っていただきたいです。

まとめ

今回はアメリカの3大希少石にも数えられるベニトアイトについてご紹介しました。この宝石はサファイアのような美しいブルーに加えてダイヤモンドのような強い輝きを持つ非常に稀有な宝石です。しかし上述したように僅か100年間のあいだにアメリカのディアプロ鉱山でのみと極めて限られた地域でしか産出していない正真正銘の希少石と言えるでしょう。
自分の趣味に合ったベニトアイトとの出会いは、奇跡と言える機会ですので、ぜひ手に取ってみていただきたいです。

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