誕生石って実は複数あるんです。3月の誕生石をまとめてご紹介!

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宝石にそこまで興味がない方でも『誕生石』という言葉は聞いたことがあるでしょう。これは「9月=サファイア」のように月によって定められた宝石があるという考え方の物で、18世紀にポーランドの宝石商によって考案されたと言われています。現在では、プレゼントジュエリーを選ぶ時の参考にされるほどポピュラーなものとなっていますが、実は誕生石が月に1つというわけではないということをご存知でしょうか?ほとんどの方が、『〇月は何々』といったように1つの宝石が定められていると考えている誕生石なのですが、実は複数の物があるのです。
今回は、3月生まれの方のために3月に定められている誕生石をご紹介します。

3月の誕生石の代表は『アクアマリン』

まず3月の誕生石として有名な宝石と言えば『アクアマリン』ですね。アクアマリンは、近年『幸せな結婚を象徴する石』として、女性へのプレゼントジュエリーとして非常に高い人気を誇ります。
この石は、元々エメラルドなどと同じベリル系の鉱物で、名前の由来ともなっている海のようなブルーが特徴の宝石です。ブルーの範囲は、透明感のある帯青色から空青色で、濃いブルーを示すものほどその評価が高くなります。ただし、成分的にブルーの宝石の代表であるサファイアのような深いブルーにはなりません。
主な産地としてはブラジルが有名ですが、最近ではアフリカの各地で高品質の物が産出されます。

ピンクアクアマリンとも呼ばれるモルガナイト

次はモルガナイトです。モルガナイトは、微妙なピンク色を示すベリル系の宝石の事で、元々はローズベリルやピンクベリルなどと呼ばれ個別の名前はありませんでした。しかし、ティファニーの宝石学者が投資家として有名なJPモルガンにちなんで『モルガナイト』と名付け、今ではその名前が定着しています。
モルガナイトは、エメラルドや上述のアクアマリンの妹分とも言われ、サクラのような特徴的なピンク色は結晶内に微量なマンガンを含むことによります。因みにモルガナイトは、明確な多色性を持っており、淡いピンクと深い青味がかったピンクを楽しむことが可能です。基本的には、弱い微妙なピンクを示すものが多いため、透明度が高く強いピンクを示すものほど評価が高くなります。

古くから日本で愛される珊瑚

古来より日本国内で愛され続けている珊瑚も3月の誕生石です。珊瑚は、数年前に海外からの漁船が日本近海までやってきて、根こそぎ珊瑚を密漁していくということがニュースになったほどで、高知県の土佐湾で採れる『血赤珊瑚』は世界中で非常に高い評価を受けます。他にも地中海珊瑚や桃色珊瑚など、さまざまな種類が存在する珊瑚は、好みに合わせて選べるというのもファンが多い理由の一つでしょう。
大人の装いを楽しむときには、『血赤珊瑚』をあしらったジュエリーは非常にお勧めだと思いますよ!

まとめ

今回は、プレゼントジュエリーを選ぶ時に、多くの人が参考にする誕生石についてご紹介してきました。多くの人は、誕生石は月に1つだけ決められると考えているのでしょうが、本稿でもご紹介したように、実は複数の宝石が定められているのです。今まで、1つしか誕生石がないと考えていた人は、選択肢も増えて喜ばしい情報となったのではないでしょうか?
もちろん、プレゼントジュエリーを贈る際には、好みなどもありますので、無理に誕生石を贈る必要はなく、気に入ってもらえそうなものを選べばよいと思いますよ!

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