化石?宝石?オパールによく似た遊色を持つアンモライトをご紹介!

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皆さんは、子供のころに『アンモナイト』の化石は教科書や博物館などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?しかし、そんなアンモナイトが宝石となった『アンモライト』ってご存知ですか?アンモライトは、アンモナイトの化石の中でも、まるでオパールのような虹色の輝きを持つ物を指しているのですが、この宝石は通常の宝石とは違う非常に面白い成り立ちをしているので、ぜひ覚えておいていただきたいです!

アンモライトの特徴


アンモライトとは、冒頭でご紹介した通り、元の姿は教科書などで皆様も見たことがあるだろ、オウムガイの先祖『アンモナイト』です。
アンモナイトはと言えば、皆様も小学生の時等に見たことがある貝の形をそのままに残す化石を思い浮かべるかと思いますが、アンモライトは、そのアンモナイトの化石の中で稀にオパールとおなじような虹色の遊色効果を持つ特殊な物を指しているのです。そもそもアンモナイト(アンモン貝)は恐竜などと共に約7000万年前には絶滅したと言われており、そのアンモナイトの死骸が長い年月をかけて、オパール化した地球の奇跡ともいえる宝石がアンモライトなのです。

このアンモライトの原産地は、カナダやマダガスカルが有名ですが、一般に流通しているものの多くはカナダ産です。アンモライトは、1908年にカナダの地質調査をしているときに発見されたと言われていますが、本格的に採掘がはじまったのは1970年代になってからだそうです。そして、1981年になり、ようやく宝石として認められ、その時にアンモライトと名付けられました。
ただし、アンモライトは、モース硬度が「4~5」と、宝石の中では脆い部類に入るため、着用する際には注意が必要です。多く出回る物は、大きめのアンモライトをあしらったペンダントなどが多いのではないでしょうか?

天然物のアンモライトをお探しなら原石で買うしかない?

アンモライトは上述している通り、宝石としては非常に脆い物に分類されるため、ジュエリーなどの装飾品としする場合には基本的に表面に加工を施されています。もちろん、きちんとした業者が作る装飾品の場合は、アンモライトの表面を透明なスピネルや水晶でコーディングし、補強するといった程度で、これを持って偽物と断言することはできないでしょう。
しかし、こういった加工が施されるということは、その分偽物が紛れ込む可能性も高くなるということで、絶対に偽物をつかみたくないというのであれば、厳しい目でもって確認するしかないでしょう。しかし、アンモライトの真贋の判定は素人では非常に難しく、鑑定に出して初めて判断できるものという、とてもむず痒いものです。
基本的にアンモライトの原石自体を手に入れる場合には、上述のような加工が施されることが少ないため、比較的安心と言えます。しかし、アクセサリーに加工されている場合には、加工されているものがほとんどと言えるでしょう。したがって、絶対に本物以外はつかみたくないといった場合には、化石の段階のアンモライトを手に入れて、オーダーメイドで装飾品に仕立てるといった方法のほうが安全かもしれませんね。

宝石界最高の遊色効果を持つブラックオパール!

最後にリジューがお勧めする、ブラックオパールをご紹介します。ブラックオパールは宝石の中でも最も美しい遊色効果を持つと言っても過言ではない宝石です。遊色効果は宝石それぞれの個性として、同じ模様の物は2つとない非常に特別な美しさを持つもので、世界に自分だけのジュエリーが欲しいと思っている方には非常にお勧めです。
それぞれが世界に唯一のブラックオパールですので、あなたの好みに合うものを是非見つけてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、アンモナイトの化石の中でも虹色の遊色効果を持つアンモライトについてご紹介しました。アンモナイトの化石が、宝石として扱われると聞くと少し不思議に思う人もいるかもしれませんが、実はオパールの中には木のがオパール化した物などもあるなど、地球の神秘を直接感じることのできる特別な宝石と言えるものです。
アンモライトも数千万年という長い年月をかけて生まれる特別な宝石ですので、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?

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