世界最大のダイヤモンド「カリナン」をカットしたハイジュエラー『ロイヤル・アッシャー』とは?

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世界に数多くのハイジュエラーがありますが、その中でも唯一「ロイヤル」の称号をもつダイヤモンドブランド「ロイヤル・アッシャー」をご存知ですか?今回は創業以来、代々受け継がれてきた卓越したダイヤモンドのカットや研磨技術で確固たる名門ジュエラーの地位を築くロイヤル・アッシャーをご紹介します。

ロイヤルアッシャーの歴史

ロイヤル・アッシャー社は1854年オランダのアムステルダムで創業しました。このブランドは当時すでにダイヤモンド業界では有名であったジョセフ・アイザック・アッシャーが創業し、その卓越した技術をジョセフとアブラハムの二人の息子に伝えたそうです。その後1902年に初代の『アッシャー・カット』をジョセフ・アッシャーが開発し国際的な評価を受けました。その後も世界的に有名なダイヤモンドのカットを担当し、その卓越した技術は創業当初から現在に至るまで、世界各国の王室からも非常に高い評価を受けています。
アッシャー社は長年ダイヤモンド業界のリーダー的役割を担っており、その功績から1980年オランダ王室・ユリアナ女王から「ロイヤル」の称号を授けられました。これは名実ともにダイヤモンド業界の最高峰に立ったことを意味し世界で唯一「ロイヤル」の称号を持ったダイヤモンドブランドになりました。さらに2011年にもオランダ王室・ベアトリクス女王よりふたたび『ロイヤル』の称号を授かっています。
『ロイヤル・アッシャー』は正に世界の最先端を走り続けるダイヤモンドブランドです!

世界最大のダイヤモンド『カリナン』のカットを担当

ロイヤル・アッシャーは世界最大のダイヤモンド『カリナン』のカットを担当したことでも有名です。カリナンは1905年に南アフリカで発見され、1907年に当時のイギリス国王エドワードⅦ世に献上されたものです。最初『カリナン』は原石のまま保管することをアッシャー社に相談されましたが、『ダイヤモンドは輝いてこそ』との考えを持っているアッシャー社はカリナンのカットを進言したそうです。そして伝説的なカッターであるジョセフ・アッシャーを中心とした職人達が9個の大きなダイヤモンドと複数の小さなダイヤモンドへカットしました。アッシャー社がカットしたカリナンはその後、最も大きな物が「カリナンⅠ世(530.20ct)」で英国王室の王笏に、次に大きな物は「カリナンⅡ世(317.40ct)」と呼ばれ大英帝国王冠に飾られ現在でもロンドン塔の「ジュエルハウス」に展示されています。

ブランドネームを冠したカット

引用:https://www.royalasscher-jp.com/

「ロイヤル・アッシャー」と聞いてブランド名よりもカットの名称を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。「ロイヤル・アッシャー」は1902年に「アッシャー・カット」を開発しました。しかしダイヤモンドが持つ最大の輝きを導き出すという信念を持っている『ロイヤル・アッシャー』はさらに研究と改良を積み重ね2000年についに『ロイヤルアッシャーカット』を開発しました。

合計74面のファセットから導き出される強い輝きと精緻な光の美しさ、シャープなフォルムは高い透明感と気品を備えています。1世紀におよぶ時間をかけ進化を遂げた「ロイヤル・アッシャー・カット」は、まさに「ロイヤル」を名乗るのにふさわしい美しさに満ちあふれています。
引用:https://www.royalasscher-jp.com/

この『ロイヤル・アッシャーカット』は、革新的なスクエアー・フォルムと、類まれな輝き、完成度の高さで世界のスタンダードの地位を築いています。ちなみにロイヤル・アッシャーはこの卓越したカット技術で世界3大カッターズブランドにも数えられています。

まとめ

今回は世界的にも有名なダイヤモンドブランド『ロイヤル・アッシャー』についてご紹介しました。ロイヤル・アッシャーは160年もの間、常にダイヤモンド業界のトップを走り続ける卓越したカッターズブランドです。社名を冠した『ロイヤルアッシャー・カット』を施されたダイヤモンドは誰もが一度は手にしてみたいほど美しい輝きを放ちます。結婚指輪や婚約指輪として日本でも人気があるのも頷けますね!

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